ダイアルインサーバー上のスーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
各リモート PPP ユーザーに対して、ダイアルインサーバー上で新しいアカウントを作成します。
Solaris 管理コンソールを使用して、新しいユーザーを作成できます。/usr/sadm/bin/smc コマンドによって、Solaris 管理コンソールが開きます。Solaris 管理コンソールを使って新しいユーザーを作成するには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「ユーザーアカウントの設定 (作業マップ)」を参照してください。
Solaris 管理コンソールを使用して、新しいユーザーにパラメータを割り当てます。
たとえば、次の表は、ダイアルアウトマシン (myhome) 上の user1 に対する pppuser と呼ばれるアカウントのパラメータを示しています。
パラメータ |
値 |
定義 |
---|---|---|
ユーザー名 |
pppuser |
リモートユーザーのユーザーアカウント名。このアカウント名は、chat スクリプトのログインシーケンスで指定されているアカウント名と一致する必要がある。たとえば、pppuser は、「ピアを呼び出すための命令群を作成する方法」 の chat スクリプトにあるアカウント名である |
ログインシェル |
/usr/bin/pppd |
リモートユーザーのデフォルトのログインシェル。ログインシェル (/usr/bin/pppd) は最初から呼び出し側を専用 PPP 環境に制限する |
「ホームディレクトリの作成」のパス |
/export/home/pppuser |
ホームディレクトリ (/export/home/pppuser) は、呼び出し側が正常にダイアルインサーバーにログインするとき設定される |
各呼び出し側に対して、$HOME/.ppprc ファイルを作成します。このファイルには、ユーザーの PPP セッションに固有のさまざまなオプションが格納されています。
たとえば、pppuser に対して、次の .ppprc ファイルを作成します。
# cat /export/home/pppuser/.ppprc noccp |
関連情報の参照先は次のとおりです。