Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

UUCP のハードウェア構成

UUCP は、次のハードウェア構成で利用できます。

直接リンク

2 つのマシンのシリアルポート間を RS-232 ケーブルで結ぶことにより、ほかのコンピュータとの間の直接リンクを作成できます。2 つのコンピュータが常時互いに通信を行い、両者の間の距離が 15m 以内の場合は、直接リンクを使用すると便利です。この制限距離は、短距離モデムを使用することによりある程度延長できます。

電話回線

高速モデムなどの自動呼び出し装置 (ACU) を使用すれば、通常の電話回線を介してほかのコンピュータと通信できます。モデムは、UUCP が要求する電話番号をダイアルします。受信側のモデムは、着信に応答できなければなりません。

ネットワーク

UUCP は、TCP/IP またはその他のプロトコルファミリが機能するネットワークを介しても通信できます。コンピュータがネットワーク上でホストとして確立されていれば、そのネットワークに接続されているほかのどのホストとも通信できます。

この章では、UUCP ハードウェアをすでに設置、構成してあるものとして説明を進めます。モデムを設定する必要がある場合は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』と、モデムに付属のマニュアルを参照してください。