Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

リモートログイン後の処理

リモートシステムにログインするときに、rlogin コマンドはホームディレクトリを見つけようとします。ホームディレクトリが見つからなければ、リモートシステムのルートディレクトリ (/) が割り当てられます。次に例を示します。


Unable to find home directory, logging in with / 

ただし、rlogin コマンドがホームディレクトリを見つけると、.cshrc ファイルと .login ファイルを生成します。したがって、リモートログイン後は、プロンプトが標準ログインプロンプトになり、現在のディレクトリはローカルにログインするときと同じになります。

たとえば、通常のプロンプトにシステム名と作業用ディレクトリが表示される場合と、ログイン時の作業用ディレクトリがホームディレクトリの場合、ログインプロンプトは次のようになります。


earth(/home/smith):

リモートシステムにログインすると、同じようなプロンプトが表示され、rlogin コマンドをどのディレクトリから入力したかに関係なく、作業用ディレクトリがホームディレクトリになります。


earth(/home/smith): rlogin pluto
.
.
.
pluto(/home/smith):

唯一の違いは、プロンプトの先頭にローカルシステムではなくリモートシステムの名前が表示されることです。リモートファイルシステムは、ホームディレクトリと並んで存在します。

/home ディレクトリに移動して ls を実行すると、次のように表示されます。


earth(home/smith): cd ..
earth(/home): ls
smith  jones