各システムは postmaster メールボックスにメールを送信できなければなりません。 postmaster の NIS または NIS+ 別名を作成できます。あるいは、ローカルの /etc/mail/aliases ファイルそれぞれに別名を作成することもできます。次の手順を参照してください。
postmaster 別名をローカルの各 /etc/mail/aliases ファイルに作成する場合は、次の手順に従います。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
/etc/mail/aliases エントリを表示します。
# cat /etc/mail/aliases # Following alias is required by the mail protocol, RFC 2821 # Set it to the address of a HUMAN who deals with this system's # mail problems. Postmaster: root |
各システムの /etc/mail/aliases ファイルを編集します。
root をポストマスターに指定する個人のメールアドレスに変更します。
Postmaster: mail-address |
ポストマスターとして指定された個人に割り当てられたアドレスを使用します。
(省略可能) ポストマスター用に別のメールボックスを作成します。
ポストマスターがポストマスターメールと個人メールとを区別するために、別のメールボックスを作成できます。別のメールボックスを作成する場合は、/etc/mail/aliases ファイルを編集するときに、ポストマスターの個人メールアドレスではなくメールボックスアドレスを使用してください。詳細は、「postmaster 用に別のメールボックスを作成する方法」を参照してください。
postmaster 用に別のメールボックスを作成する場合は、次の手順に従います。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
postmaster として指定された個人のアカウントを作成します。パスワードフィールドにアスタリスク (*) を入力します。
ユーザーアカウントの追加の詳細については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 5 章「ユーザーアカウントとグループの管理 (手順)」を参照してください。
メールが配信されたら、mail プログラムがメールボックス名に読み書きできるようにします。
# mail -f postmaster |
割り当てられているアドレスを指定します。
postmaster メールボックスを /etc/mail/aliases ファイル内の別名に追加する場合は、次の手順に従います。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
root の別名を追加します。ポストマスターとして指定された個人のメールアドレスを使用します。
# cat /etc/mail/aliases .. root: user@host.domain.com |
ポストマスターとして指定された個人に割り当てられたアドレスを使用します。
ポストマスターのローカルシステムで、/etc/mail/aliases ファイルに別名の名前を定義するエントリを作成します。sysadmin が 1 例です。ローカルメールボックスへのパスも指定します。
# cat /etc/mail/aliases .. sysadmin: /usr/somewhere/somefile |
新しい別名の名前を作成します。
ローカルメールボックスのパスを指定します。
別名データベースを再構築します。
# newaliases |