「構成ファイル」は、sendmail がその機能を実行する方法を制御します。構成ファイルにより、配信エージェント、アドレスの変換の規則、およびメールヘッダーのフォーマットが選択されます。sendmail プログラムは、/etc/mail/sendmail.cf ファイルの情報を使用して、その機能を実行します。
Solaris オペレーティングシステムには、/etc/mail ディレクトリに次の 2 つのデフォルト構成ファイルがあります。
デーモンモードの代わりにメール配信プログラムモードで sendmailを実行するために使用する submit.cf 構成ファイル。詳細は、「sendmail の version 8.12 からの submit.cf 構成ファイル」を参照してください。
メールクライアント、メールサーバー、メールホスト、メールゲートウェイを設定するときは、次を考慮してください。
メールホストやメールゲートウェイを設定するには、メール設定に必要な中継メールプログラムおよび中継ホストのパラメータを設定します。作業手順については、「メールサービスの設定 (作業マップ)」の 「sendmail 構成を変更する」または 第 13 章メールサービス (手順)を参照してください。sendmail version 8.13 では、main.cf ファイルは必要ありません。
次に、サイトの要求に応じて変更が可能な構成パラメータをいくつか説明します。
次の情報を指定する時間値。
読み取りのタイムアウト。
メッセージが送信者に返送されるまで、配信されずにキューに置かれる時間。「sendmail の version 8.12 から追加されたキューの機能」を参照してください。作業マップについては、「キューディレクトリの管理 (作業マップ)」を参照してください。
メール配信の速度を指定する配信 (delivery) モード。
ビジー期間中の効率を高めるためのロード制限。これらのパラメータは、sendmail が、長いメッセージ、多くの受信者へのメッセージ、および長時間ダウンしているサイトへのメッセージを配信しないようにします。