モデムの設定を行います。
さまざまなタイプのモデムを使用できますが、通常のモデムは Solaris PPP 4.0 用に正しく設定されて出荷されています。次は、Solaris PPP 4.0 を使用するモデムの基本的なパラメータ設定を示しています。
DCD – キャリアの指示に従う
DTR – モデムがハングアップするように Low に設定する (モデムをオンフックにする)
Flow Control – 全二重ハードウェアのフロー制御用 RTS/CTS を設定する
Attention Sequences – 使用不可
リンクの設定で問題が発生し、原因がモデムにあれば、まずモデムの製造元のマニュアルを参照します。また、多くの Web サイトが、役に立つモデムの設定情報を提供しています。最後に、「モデムの問題を診断する方法」でモデム問題を解決するためのヒントを見つけることができます。
モデムケーブルをダイアルアウトマシンのシリアルポートと電話ジャックに接続します。
ダイアルアウトマシン上のスーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
Setting Up Terminals and Modems With Serial Ports Tool (Overview)『Solaris のシステム管理 (上級編)』の「シリアルポートツールによる端末とモデムの設定 (概要)」 コマンドを実行します。このコマンドによって、Solaris 管理コンソールが開きます。
Solaris 管理コンソールを使用して、次を行います。
モデムを接続しているポートを選択します。
モデム方向を「発信専用」として指定します。
モデムを「発着信両用」としても設定できます。「発信専用」を選択すると、侵入者に対してセキュリティーが強力になります。
/usr/sadm/bin/smc でボーレートやタイムアウトを設定できますが、pppd デーモンはこれらの設定を無視します。
「OK」をクリックして変更を有効にします。