Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedureシリアル回線を介した通信を定義する方法

  1. ダイアルアウトマシン上のスーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のオプションを指定して、/etc/ppp/options と呼ばれるファイルを作成します。


    lock
    

    /etc/ppp/options ファイルは、ローカルマシンが実行するすべての通信に適用されるグローバルパラメータの定義に使用されます。lock オプションによって、/var/spool/locks/LK.xxx.yyy.zzz 形式の UUCP スタイルのロックが可能です。


    注 –

    ダイアルアウトマシンが /etc/ppp/options ファイルを持たない場合は、スーパーユーザーだけが pppd コマンドを実行できます。ただし、/etc/ppp/options は空でもかまいません。


    /etc/ppp/options については、/etc/ppp/options 構成ファイル」を参照してください。

  3. (省略可能) 特定のシリアルポートから通信を起動する方法を定義するために、/etc/ppp/options.ttyname と呼ばれるファイルを作成します。

    次の例は、デバイス名として /dev/cua/a を持つポートの /etc/ppp/options.ttyname ファイルを示しています。


    # cat /etc/ppp/options.cua.a
    crtscts

    PPP オプション crtscts は、pppd デーモンに、シリアルポート a のハードウェアフロー制御をオンにするように指示します。

    /etc/ppp/options.ttyname ファイルについては、 /etc/ppp/options. ttyname 構成ファイル」を参照してください。

  4. モデム速度を 「モデム速度を設定する方法」で説明しているとおりに設定します。