次に、pppd コマンドを使ってデバッグ情報を取得する方法を示します。
手順 1 から手順 3 までは各ホストごとに 1 度実行するだけでかまいません。その後、手順 4 に進んでホストのデバッグをオンに設定できます。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
pppd からの出力を保持するためのログファイルを作成します。
# touch /var/log/pppdebug |
次の pppd 用の syslog 機能を /etc/syslog.conf に追加します。
daemon.debug;local2.debug /var/log/pppdebug |
syslogd を再起動します。
# pkill -HUP -x syslogd |
pppd の次の構文を使用して、特定のピアに対する呼び出しのデバッグをオンに設定します。
# pppd debug call peer-name |
peer-name は、/etc/ppp/peers ディレクトリにあるファイル名でなければなりません。
ログファイルの内容を表示します。
# tail -f /var/log/pppdebug |
ログファイルの例については、手順 3 を参照してください。