Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

ProcedurePPP デバッグをオンに設定する方法

次に、pppd コマンドを使ってデバッグ情報を取得する方法を示します。


注 –

手順 1 から手順 3 までは各ホストごとに 1 度実行するだけでかまいません。その後、手順 4 に進んでホストのデバッグをオンに設定できます。


  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. pppd からの出力を保持するためのログファイルを作成します。


    # touch /var/log/pppdebug
    
  3. 次の pppd 用の syslog 機能を /etc/syslog.conf に追加します。


    daemon.debug;local2.debug       /var/log/pppdebug
    
  4. syslogd を再起動します。


    # pkill -HUP -x syslogd
    
  5. pppd の次の構文を使用して、特定のピアに対する呼び出しのデバッグをオンに設定します。


    # pppd debug call peer-name 
    

    peer-name は、/etc/ppp/peers ディレクトリにあるファイル名でなければなりません。

  6. ログファイルの内容を表示します。


    # tail -f /var/log/pppdebug
    

    ログファイルの例については、手順 3 を参照してください。