Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

snoop コマンド

このコマンドは、ネットワーク上のパケットの監視によく使用されます。snoop コマンドは、root で実行する必要があります。このコマンドは、クライアントとサーバーの両方で、ネットワークハードウェアが機能しているかどうかを確認する方法としてよく使用されます。使用できるオプションは多数あります。snoop(1m) のマニュアルページを参照してください。次で、このコマンドの概要を説明します。

snoop [ -d device ] [ -o filename ] [ host hostname ]

-d device

ローカルネットワークのインタフェースを指定します

-o filename

受信したすべてのパケットを指定したファイルに保存します

hostname

特定のホストが送受信したパケットを表示します

-d device オプションは、複数のネットワークインタフェースがあるサーバーで特に有効です。ホストの設定以外にも、使用できる式が多数あります。コマンド正規表現を grep で組み合わせることでも、十分に使用できるデータを生成できます。

トラブルシューティングをする場合は、パケットの発信元と送信先のホストが正しいことを確認してください。また、エラーメッセージも調べてください。パケットをファイルに保存すると、データを簡単に参照することができます。