次の手順に従って、スコープ名を slp.conf ファイルの net.slp.useScopes プロパティーに追加します。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
ホスト上の slpd とすべての SLP 動作を停止します。
# svcadm disable network/slp |
slpd.conf ファイル内の net.slp.useScopes プロパティーを変更します。
net.slp.useScopes=<scope names> |
文字列のリストで、DA または SA が要求時に使用を許されるスコープを示すか、DA がサポートする必要があるスコープを示す
デフォルトの値は、SA と DA の場合は Default、UA の場合は未設定
スコープ名は、次の文法上のガイドラインに従って構成します。
大文字または小文字の英数字
句読点 (''、\、!、<、=、>、および ~ を除く)
名前の一部と考えられるスペース
非 ASCII 文字
ASCII でない文字をエスケープするには、バックスラッシュを使用します。たとえば、UTF-8 コード体系では、フランス語の aigue アクセントのある文字 e を表すために、16 進コード 0xc3a9 を使用します。プラットフォームが UTF-8 をサポートしていない場合は、UTF-8 の 16 進コード \c3\a9 をエスケープシーケンスとして使用します。
たとえば、bldg6 で eng および mktg グループ用のスコープを指定するには、net.slp.useScopes 行を次のように変更します。
net.slp.useScopes=eng,mktg,bldg6 |
変更を保存し、ファイルを閉じます。
変更を反映するには、slpd を再起動します。
# svcadm enable network/slp |