次の表に、/usr/include/sysexits.h ファイルにより生成されるエラー状態メッセージの終了コード番号を示します。これらのすべてが現在 uucp で使用されているわけではありません。
表 26–9 番号による UUCP のエラーメッセージ| メッセージ番号 | 説明 | 意味 | 
|---|---|---|
| 64 | Base Value for Error Messages | エラーメッセージはこの番号から始まります。 | 
| 64 | Command–Line Usage Error | コマンドの使い方に誤りがあります。。たとえば、引数の数が正しくない、誤ったフラグ、誤った構文などです。 | 
| 65 | Data Format Error | 入力データになんらかの誤りがあります。このデータ形式はユーザーデータだけに使用されるもので、システムファイルには使用されません。 | 
| 66 | Cannot Open Input | 入力ファイル (システムファイルでない) が存在しないか、または読み取れません。これには、メールプログラムに対する「No message」のようなエラーも含まれます。 | 
| 67 | Address Unknown | 指定されたユーザーが存在しません。このエラーは、メールアドレスやリモートログインに使用されます。 | 
| 68 | Host Name Unknown | ホストが存在しません。このエラーは、メールアドレスやネットワーク要求に使用されます。 | 
| 69 | Service Unavailable | サービスが使用できません。このエラーは、サポートプログラムまたはファイルが存在しない場合に起こることがあります。このメッセージは、何かが正常に働かず、現時点ではその原因が特定できないことを示す場合もあります。 | 
| 70 | Internal Software Error | 内部ソフトウェアエラーが検出されました。このエラーは、できるだけオペレーティングシステム関係以外のエラーに限定されるべきです。 | 
| 71 | System Error | オペレーティングシステムエラーが検出されました。このエラーは、「フォーク不可」や「パイプ作成不可」などの場合に使用されることが想定されています。たとえば、getuid が passwd ファイル内に存在しないユーザーを戻した場合などが含まれます。 | 
| 72 | Critical OS File Missing | /etc/passwd や /var/admin/utmpx などのシステムファイルのどれかが存在しないか、開くことができません。あるいは、構文エラーなどがあります。 | 
| 73 | Can't Create Output File | ユーザーが指定した出力ファイルが作成できません。 | 
| 74 | Input/Output Error | あるファイルについて入出力を行なっているときにエラーが起こりました。 | 
| 75 | Temporary Failure. User is invited to retry | 実際のエラーではない一時的な障害。たとえば sendmail では、これは、メールプログラムが接続を確立できなかったため、あとで要求を再試行する必要があることなどを意味します。 | 
| 76 | Remote Error in Protocol | プロトコルの交換中に、リモートシステムが「使用不可」を示す何かを戻しました。 | 
| 77 | Permission Denied | この操作を行うための適正なアクセス権がユーザーにありません。これはファイルシステムの問題を示すものではなく (その場合は NOINPUT や CANTCREAT などが使用される)、より高いレベルのアクセス権が必要であることを意味します。たとえば、kre は、メールを送ることのできる学生を制限するためにこのメッセージを使用します。 | 
| 78 | Configuration Error | システムの構成にエラーがあります。 | 
| 79 | Entry Not Found | エントリが見つかりません。 | 
| 79 | Maximum Listed Value | エラーメッセージの最大番号。 |