マスターサーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 9 章「役割によるアクセス制御の使用 (手順)」を参照してください。
NIS ドメインディレクトリに移動します。
# cd /var/yp/domainname |
# makedbm -u ypservers >/tmp/temp_file |
makedbm コマンドは、ypservers を ndbm フォーマットから一時 ASCII ファイル、/tmp/temp_file に変換します。
テキストエディタで /tmp/temp_file ファイルを編集します。つまり、新しいスレーブサーバー名をサーバーリストに追加します。このあと、/tmp/temp_file ファイルを保存し、閉じます。
入力ファイルに temp_file を指定し、出力ファイルに ypservers を指定して、makedbm コマンドを実行します。
# makedbm /tmp/temp_file ypservers |
makedbm は、ypservers を変換して ndbm フォーマットに戻します。
スレーブサーバーで次のように入力して、ypservers マップが正しいことを確認します (ypservers の ASCII ファイルは存在しないため)。
slave3# makedbm -u ypservers |
makedbm コマンドは、画面に ypservers の各エントリを表示します。
ypservers にマシン名が存在しない場合は、ypservers はマップファイルの更新を受信しません。これは、yppush がこのマップでスレーブサーバーリストを調べるからです。
新しい NIS スレーブサーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 9 章「役割によるアクセス制御の使用 (手順)」を参照してください。
新しいスレーブサーバーの NIS ドメインディレクトリを設定します。
マスターサーバーから NIS マップセットをコピーし、NIS クライアントを起動します。ypinit コマンドを実行 (起動) したら、プロンプトに従って、優先順に NIS サーバーを指定してください。
slave3# cd /var/yp slave3# ypinit -c slave3# svcadm enable network/nis/client |
slave3# /usr/sbin/ypinit -s ypmaster |
ypmaster は、既存の NIS マスターサーバーのマシン名です。
NIS クライアントとして実行されているマシンを停止します。
# svcadm disable network/nis/client |
NIS スレーブサービスを開始します。
# svcadm enable network/nis/server |