Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Procedureプログラムが実行可能スタックを使用できないようにする方法

実行可能スタックのセキュリティーリスクについては、「実行可能ファイルを原因とするセキュリティーへの悪影響を防止する」を参照してください。

  1. Primary Administrator 役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。

    Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。

  2. /etc/system ファイルを編集し、次の行を追加します。


    set noexec_user_stack=1
  3. システムを再起動します。


    # init 6
    

例 6–13 実行可能スタックメッセージのログ記録を無効にする

この例では、実行可能スタックメッセージのログ記録が無効にされ、続いてシステムの再起動が行われます。


# cat /etc/system
set noexec_user_stack=1
set noexec_user_stack_log=0
# init 6