Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

セキュリティーポリシー

セキュリティーポリシーまたはポリシーという表現は、このマニュアルでは組織のセキュリティーガイドラインと同じ意味で使用されています。実際のサイトのセキュリティーポリシーは、処理される情報の重要度や未承認アクセスから情報を保護する手段を定義する規則セットです。Solaris Secure Shell、認証、RBAC、承認、特権、リソース制御などのセキュリティー技術は、情報を保護する手段となります。

セキュリティー技術の中には、それらの個々の実装側面を表現する上でワードポリシーを使用するものもあります。たとえば、Solaris 監査は監査ポリシーの一部の設定で監査ポリシーオプションを使用します。次の表は、個々の実装側面の表現にワードポリシーを使用する機能に関連した用語解説、マニュアルページ、および情報を示しています。

表 1–1 Solaris OS におけるポリシーの利用

用語定義 

選択されるマニュアルページ 

詳細情報 

audit policy

audit_control(4), audit_user(4), auditconfig(1M)

第 28 章Solaris 監査 (概要)

policy in the cryptographic framework

cryptoadm(1M)

第 13 章Solaris の暗号化フレームワーク (概要)

device policy

getdevpolicy(1M)

「デバイスアクセスの制御」

Kerberos policy

krb5.conf(4)

第 25 章Kerberos 主体とポリシーの管理 (手順)

network policies

ipfilter(5), ifconfig(1m), ike.config(4), ipsecconf(1M), routeadm(1M)

『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』のパート IV「IP セキュリティー」

password policy

passwd(1), nsswitch.conf(4), crypt.conf(4), policy.conf(4)

「ログイン制御の管理」

policy for public key technologies

kmfcfg(1)

第 15 章Solaris 鍵管理フレームワーク

RBAC policy

rbac(5)

exec_attr データベース」