ルートマスターサーバーにしたいマシンの /etc/passwd ファイルに root のエントリがあるかどうかを確認します。
nisserver を実行する前に、次の情報が必要になります。
マシン (ルートマスターサーバーにする) のスーパーユーザーのパスワード
新しいルートドメイン名。ルートドメイン名は少なくとも 2 つの要素 (ラベル) で構成され、その末尾にドット (ピリオド) が打たれていなければならない (例: something.com)。最後 (右端) のラベルは自由につけられますが、インターネット上の互換性を維持するためには、表 4–3 に示されるようなインターネットの組織名、または 2、3 文字の地域識別子 (日本であれば .jp) をつける必要があります。
ドメイン |
目的 |
---|---|
com |
営利団体 |
edu |
教育機関 |
gov |
行政機関 |
mil |
軍事組織 |
net |
主要ネットワークサポートセンター |
org |
非営利団体 |
int |
国際組織 |
次の例では、ルートマスターサーバーに指定するマシンは master1 で、doc.com. が新しいルートドメインになります。
またドメイン名とホスト名が同じにならないようにします。たとえば、ルートドメインに doc.com. という名前を付けている場合、ドメイン内で使用するマシンには doc という名前は付けないでください。同様に、home というホスト名がある場合には、ドメイン名に home を使用できません。これは、サブドメインについても同様です。たとえば、すでにホスト名として west がある場合には、sales.west.doc.com というサブドメインを作成することはできません。