サブドメインにおける NIS 互換の NIS+ サーバーと標準の NIS+ サーバーとの違いは、ルートドメインの場合と同じです (「標準構成と NIS 互換構成の手順の相違」参照)。
NIS 互換ドメインの各サーバーの NIS+ デーモンは、第 7 章「NIS+ サーバーの構成」の説明に従って、-Y オプションを使用して起動する必要があります。また、NIS 互換ドメインでは、ドメインのテーブルによって未認証クラスに読み取り権を提供する必要があります。これにより、NIS クライアントはテーブルに格納されている情報にアクセスできます。手順 4 で説明するとおり、nissetup コマンドに -Y オプションを追加すると、テーブル内の情報にアクセスできます。標準の NIS+ ドメインでも同じコマンドを使用しますが、-Y オプションは使用しません。これについても手順 4 で説明します。
設定作業の手順を次にまとめます。
ドメインのマスターサーバーにログインします。
ドメインの管理グループを指定します。
ドメインのディレクトリを作成し、そのサーバーを指定する
ドメインのサブディレクトリとテーブルを作成します。
ドメインの管理グループを作成します。
ディレクトリオブジェクトに完全なグループアクセス権を割り当てます。
ドメインの管理グループにサーバーを追加します。
ほかの管理者の資格を追加します。
ドメインの管理グループに管理者を追加します。