Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

NIS+ オブジェクトのアクセス権の読み取り

アクセス権を読み取るには niscat コマンドを使用します。


niscat -o objectname

アクセス権を読み取るオブジェクト名を指定します。

このコマンドは、NIS+ オブジェクトに関する次の情報を返します。

4 つの承認クラスのアクセス権は、次のように 16 文字の文字列で表示されます。


	r---rmcdr---r---

各文字がアクセス権の種類を表します。

先頭の 4 文字は未認証に、次の 4 文字は所有者に、その次の 4 文字はグループに、そして最後の 4 文字はその他に、それぞれ与えられたアクセス権を表します。

図 15–1 アクセス権の表示

この図は、未認証から始まるアクセス権の表示順序を示しています。


注 –

UNIX ファイルシステムとは異なり、先頭のアクセス権は未認証用であり、所有者用ではありません。