Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

デフォルトのアクセス権

オブジェクトを作成すると、NIS+ はそのオブジェクトにデフォルトの所有者、グループ、および アクセス権を割り当てます。デフォルトの所有者は、そのオブジェクトを作成する NIS+ 主体です。デフォルトのグループは、環境変数 NIS_GROUP の中で名前をつけられたグループです。デフォルトのアクセス権は次のようになります。

表 15–6 デフォルトのアクセス権

未認証 

所有者 

グループ 

その他 

読み取り権 

読み取り権 

読み取り権 

変更権 

作成 

削除 

環境変数 NIS_DEFAULTS のセットがある場合、NIS_DEFAULTS 内の値が新規のオブジェクトに適用されるデフォルト値を決定します。コマンド行でオブジェクトを作成した場合は、-D フラグを使ってデフォルト値以外を設定できます。