SMF を使って rpc.nisd デーモンを呼び出すときに特定のオプションを指定する場合は、そのオプションを /lib/svc/method/nisplus ファイルに追加します。次に、よく使われるオプションをいくつか示します。
-S 0 |
サーバーのセキュリティレベルを 0 に設定します。現時点ではブートストラップに必要です。 cred テーブルがまだ存在しないので、NIS+ 主体は資格を持つことができません。このため、高いセキュリティレベルを使用すると、サーバーからロックアウトされます。 |
-B |
DNS 転送をサポートします。 |
-Y |
NIS 互換モードで NIS+ デーモンを起動します。 |
スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、承認と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「役割に基づくアクセス制御の使用 (作業)」を参照してください。
NIS+ サービスを停止します。
# svcadm disable network/rpc/nisplus:default |
/lib/svc/method/nisplus ファイルを開きます。
適切なテキストエディタを使用します。
ファイルを編集して必要なオプションを追加します。
例 —
変更前:
/usr/sbin/rpc.nisd $nisd_flags || exit $? |
変更後:
/usr/sbin/rpc.nisd $nisd_flags -Y -B || exit $? |
この例では、-Y および -B オプションが rpc.nisd に追加され、起動時に自動的に実装されます。
保存して終了します。
NIS+ サービスを開始します。
# svcadm enable network/rpc/nisplus:default |