ブランドゾーン (BrandZ) は、実行時の動作の代替セットを含むコンテナを作成するためのフレームワークを提供します。「ブランド」は、さまざまなオペレーティング環境を指す場合があります。たとえば、非大域ゾーンは、Solaris 8 オペレーティングシステムや Linux などのオペレーティング環境をエミュレートすることができます。
ブランドは、ゾーンにインストールできるオペレーティング環境を定義し、ゾーンにインストールされたソフトウェアが正しく機能するようにゾーン内でのシステムの動作を決定します。また、ゾーンのブランドにより、アプリケーションの起動時に正しいアプリケーションタイプが識別されます。すべてのブランドゾーン管理は、標準のゾーンコマンドの拡張を通して実行されます。管理手順のほとんどはすべてのゾーンで同一です。
Solaris 10 8/07 オペレーティングシステムまたはそれ以降の Solaris 10 リリースを実行する SPARC マシンでは、次の 2 つのブランドがサポートされています。
『Solaris のシステム管理: Solaris 8 Containers』に記載されている solaris8 ブランド、Solaris 8 コンテナ。
『Solaris のシステム管理: Solaris 9 Containers』に記載されている solaris 9 ブランド、Solaris 9 コンテナ。
Solaris 10 OS でサポートされる他のブランドは次のとおりです。
パート III「lx ブランドゾーン」に記載されている x86 および x64 システム用の Linux lx ブランド
docs.sun.com の Sun Cluster 3.2 1/09 Software Collection for Solaris OS に記載されているcluster ブランド
ラベルが有効になっている Trusted Solaris システムにブランドゾーンを構成してインストールすることはできますが、このシステム構成でブランドゾーンを起動することはできません。