Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

アプリケーションのサポート

Solaris システムでは、lx ブランドゾーン内で実行できる Linux アプリケーションの数は制限されていません。十分なメモリーを使用できることが必要です。「システム要件と容量要件」も参照してください。

配下のカーネルに関わらず、実行できるのは 32 ビット Linux アプリケーションだけです。

lx ゾーンでは、ユーザーレベルの Linux アプリケーションだけがサポートされます。Linux デバイスドライバ、Linux カーネルモジュール、または Linux ファイルシステムを lx ゾーン内から使用することはできません。

lx ブランドで正常に実行された実績のあるいくつかのアプリケーションのリストについては、「http://hub.opensolaris.org/bin/view/Community+Group+brandz/applications」を参照してください。アプリケーションのインストール例については、lx ブランドゾーンにアプリケーションをインストールする方法」を参照してください。

lx ゾーン内部で Solaris アプリケーションを実行することはできません。ただし、lx ゾーンを使用すると、Solaris システムを使用して Linux アプリケーションの開発、テスト、および配備を行うことができます。たとえば、Linux アプリケーションを lx ゾーンに配置し、大域ゾーンから Solaris ツールを実行してそれを解析することができます。その後、改善を加えチューニングしたアプリケーションを、ネイティブな Linux システムに配備することができます。