Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

用語集

bless

Perl において、このキーワードはオブジェクトを作成するときに使用されます。

blessed

Perl において、この用語はクラスのメンバーシップを示すのに使用されます。

cap

システム資源使用率に対する規制。

FSS

公平配分スケジューラを参照してください。

pool

資源プールを参照してください。

project

ネットワーク全体の関連作業に対する管理識別子。

RSS

常駐セットサイズを参照してください。

Solaris コンテナ

完全なアプリケーション実行環境。資源管理と Solaris ゾーンソフトウェア区分技術は、どちらもこのコンテナの一部です。

Solaris ゾーン

Solaris コンテナを参照してください。オペレーティングシステムサービスを仮想化し、アプリケーションを実行するための分離およびセキュリティー保護された環境を提供するソフトウェア区分技術。

WSS

作業セットサイズを参照してください。

アカウンティングの拡張

Solaris オペレーティングシステムで、タスクまたはプロセスに基づく資源消費量を柔軟に記録できる方法。

完全ルートゾーン

非大域ゾーンの一種で、inherit-pkg-dir 資源を持たないもの。

局所有効範囲

制御値を超えようとしているプロセスに対して実行される局所アクション。

公平配分スケジューラ

公平さを基準に CPU 時間を割り当てるスケジューリングクラス (FSS とも呼ぶ)。配分は、システムの CPU 資源のうちプロジェクトに割り当てる部分を定義します。

作業セットサイズ

作業セットのサイズ。作業セットとは、プロジェクトの作業負荷がその処理サイクル中にアクティブに使用するページのことです。

作業負荷

アプリケーションまたはアプリケーショングループのプロセスすべての合計。

資源

アプリケーションの動作を変更する目的で操作されるコンピューティングシステムの側面。

資源管理

アプリケーションが利用可能なシステム資源をどのように使用するかを制御する機能。

資源上限デーモン

資源上限が定義されたプロジェクト内で動作するプロセスが消費する物理メモリーを規制するデーモン。

資源消費者

基本的には Solaris のプロセス。プロジェクトやタスクなどのプロセスモデルエンティティーにより、集計済みの資源消費に関して考察できます。

資源制御

プロセスごと、タスクごと、またはプロジェクトごとの資源消費量に対する制限。

資源セット

プロセスをバインド可能な資源。たいていの場合、カーネルサブシステムにより構築され、ある種の区分化を提供するオブジェクトを指して使用されます。資源セットの例には、スケジューリングクラスやプロセッサセットが含まれます。

資源パーティション

資源の排他的な一部。資源のパーティションすべての合計は、実行中の単一の Solaris インスタンスで利用可能な資源の総量を表します。

資源プール

マシンの資源区分化に使用する構成機構。資源プールは、区分化可能な資源グループ間の関係を表します。

上限制御

システム資源使用率を規制するプロセス。

常駐セットサイズ

常駐セットのサイズ。常駐セットとは、物理メモリーに常駐するページのことです。

スキャナ

まれにしか使用されないページを識別し、そのページを物理メモリー外部の領域に再配置するカーネルスレッド。

静的プール構成

管理者が、資源プール機能に関してシステムを構成する方法を表現したもの。

ゾーン管理者

Zone Management プロファイルを保持する管理者。ゾーン管理者の特権は、非大域ゾーンに対してのみ有効です。

大域管理者も参照してください。

ゾーン状態

非大域ゾーンの状態。ゾーン状態は、構成済み、不完全、インストール済み、準備完了、稼働、または停止処理のいずれかになります。

疎ルートゾーン

非大域ゾーンの一種で、inherit-pkg-dir 資源を持ち、オブジェクトの共有を最適化します。

大域管理者

スーパーユーザー権限または Primary Administrator の役割を持つ管理者。大域ゾーンにログインすると、大域管理者はシステム全体を監視したり制御したりできます。

ゾーン管理者も参照してください。

大域ゾーン

すべての Solaris システムに含まれるゾーン。非大域ゾーンを使用しているときには、大域ゾーンはシステムのデフォルトゾーンであると同時に、システム規模の管理制御に使用されるゾーンでもあります。

非大域ゾーンも参照してください。

大域有効範囲

システム上のすべての資源制御の資源制御値に適用されるアクション。

タスク

資源管理において、長時間にわたる作業の集合を表すプロセスの集まり。各タスクは 1 つのプロジェクトに関連付けられます。

デフォルトプール

プールが有効に設定される際にシステムにより作成されるプール。

資源プールも参照してください。

デフォルトプロセッサセット

プールが有効に設定される際にシステムにより作成されるプロセッサセット。

プロセッサセットも参照してください。

動的構成

ある時点における、指定されたシステムの資源プールフレームワーク内部の資源配置に関する情報。

動的再構成

SPARC ベースのシステムで、システムの稼働中にハードウェアを再構成する機能。DR とも呼ばれます。

ネームサービスデータベース

このマニュアルの「プロジェクトとタスク (概要)」の章では、LDAP コンテナと NIS マップの両方を指して使用されます。

ヒープ

プロセス内で割り当てられたスクラッチメモリー。

非大域ゾーン

Solaris オペレーティングシステムの単一インスタンス内に作成された仮想オペレーティングシステム環境。Solaris ゾーンソフトウェア区分技術を使用して、オペレーティングシステムサービスが仮想化されます。

非大域ゾーン管理者

ゾーン管理者を参照してください。

プールデーモン

資源の動的割り当てが必要な場合にアクティブになる poold システムデーモン。

ブランドゾーン

実行時の動作の代替セットを含むコンテナを作成するためのフレームワーク。

プロセッサセット

互いに素である CPU のグループ。各プロセッサセットには、0 以上のプロセッサを含めることができます。プロセッサセットは、資源プール構成内で資源要素として表されます。これは pset とも呼ばれます。

も参照してください。

ページアウト

ページを物理メモリー外部の領域に再配置すること。

ページイン

1 回に 1 ページをファイルから物理メモリーに読み出すこと。

メモリー上限実行しきい値

資源上限デーモンが上限を制限するときのシステム上における物理メモリーの使用率 (パーセンテージ)。

セットのメンバーが重複しないセットのタイプ。

ロックされたメモリー

ページング不可能なメモリー。