次のような場合は、大域ゾーンからバックアップを実行することをお勧めします。
非大域ゾーンの構成をアプリケーションデータと一緒にバックアップする場合。
障害から回復することが最も重要である場合。使用しているゾーンのルートファイルシステムおよびそれらの構成データ、使用している大域ゾーン内のデータなど、システム上のすべてまたはほぼすべての情報を復元する必要がある場合。このような場合は、大域ゾーンでバックアップを実行してください。
ufsdump コマンドを使ってデータをバックアップする場合。物理ディスクデバイスを非大域ゾーンにインポートすると、ゾーンのセキュリティープロファイルが変更されます。このため、ufsdump を使用するときは、必ず大域ゾーンから実行してください。
市販のネットワークバックアップソフトウェアを使用する場合。
ネットワークバックアップソフトウェアを使用するときには、可能であれば、継承された lofs ファイルシステムはすべてスキップするように設定することをお勧めします。バックアップは、ゾーンとそのアプリケーションがバックアップ対象のデータを休止させた状態のときに、行うことをお勧めします。