limitpriv プロパティーは、定義済みのデフォルト特権セット以外の特権マスクを指定する場合に使用します。ゾーンの起動時に、デフォルトの特権セットがブランド構成に含められます。これらの特権は、ゾーン内の特権プロセスがシステムのほかの非大域ゾーン内のプロセスや大域ゾーン内のプロセスに影響を及ぼすことを防ぐため、安全と見なされます。limitpriv プロパティーを使用して、次の操作を実行できます。
デフォルトの特権セットに追加します。ただし、この種の変更を行うと、あるゾーン内のプロセスがグローバル資源を制御できるようになって、ほかのゾーン内のプロセスに影響する場合があります。
デフォルトの特権セットから削除します。ただし、この種の変更を行うと、実行に必要な特権がないため一部のプロセスが正しく動作しなくなる場合があります。
わずかですが、この時点でゾーンのデフォルト特権セットから削除できない特権があります。同じように、特権セットに追加できない特権もあります。
詳細は、「lx ブランドゾーンで定義される特権」、「非大域ゾーン内の特権」、および privileges(5) のマニュアルページを参照してください。