Solaris システムでのゾーンの使用に関する一般的な情報については、第 16 章Solaris ゾーンの紹介を参照してください。
次に示すゾーンおよび資源管理の概念について、よく理解しておくようにしてください。
大域ゾーンと非大域ゾーン。詳細は、「ゾーンのしくみ」を参照してください。
大域管理者とゾーン管理者。詳細は、「非大域ゾーンの管理のしくみ」および 「非大域ゾーンの作成のしくみ」を参照してください。
ゾーンの状態モデル。詳細は、「非大域ゾーンの状態モデル」を参照してください。
ゾーン隔離の特徴。詳細は、「非大域ゾーンの特性」を参照してください。
特権。詳細は、「非大域ゾーン内の特権」を参照してください。
ネットワーク。詳細は、「共有 IP 非大域ゾーンにおけるネットワーク」を参照してください。
Solaris コンテナの概念、つまり、資源プールなどの資源管理機能をゾーンで使用する方法。ゾーンと資源管理機能の使用法と相互動作については、「非大域ゾーンでの資源管理機能の使用」、「ゾーン規模の資源制御の設定」、第 27 章Solaris のゾーン管理 (概要)、およびこのマニュアルのパート 1「資源管理」で各資源管理機能について説明した章を参照してください。たとえば、資源プールについては、第 12 章資源プール (概要)および第 13 章資源プールの作成と管理 (手順)を参照してください。
公平配分スケジューラ (FSS)。これは、配分に基づいて CPU 時間を割り当てることができるようにするスケジューリングクラスです。詳細は、第 8 章公平配分スケジューラ (概要)および第 9 章公平配分スケジューラの管理 (手順)を参照してください。
資源上限デーモン (rcapd)。これを大域ゾーンから使用して、ブランドゾーンの常駐セットサイズ (RSS) 使用量を制御できます。zonecfg capped-memory 資源のプロパティーは、ゾーンの max-rss を設定します。この値は、大域ゾーンで実行中の rcapd によって適用されます。詳細は、第 10 章資源上限デーモンによる物理メモリーの制御 (概要)、第 11 章資源上限デーモンの管理 (手順)、および rcapd(1M) のマニュアルページを参照してください。
用語集には、ゾーンと資源管理機能で使用される用語の定義が記載されています。
システムでブランドゾーンを使用するために必要な追加情報は、マニュアルのこのパートに記載されています。
このマニュアルで、次の章はブランドゾーンには当てはまりません。