新規ゾーンをインストールする前に、そのゾーンを構成する必要があります。zoneadm create サブコマンドに渡されるパラメータは、複製するゾーンの名前です。この複製元のゾーンを停止する必要があります。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
複製元のゾーン (この手順では lx-zone) を停止します。
global# zoneadm -z lx-zone halt |
複製元ゾーン lx-zone の構成をファイル (たとえば、master) にエクスポートすることにより、新規ゾーンの構成を開始します。
global# zonecfg -z lx-zone export -f /export/zones/master |
既存の構成を変更する代わりに、「ゾーンの構成方法」で説明されている手順を使って、新規ゾーン構成を作成することもできます。この方法を使用する場合は、ゾーンを作成したあとで手順 6 に進みます。
master ファイルを編集します。少なくとも、新規ゾーンに別の zonepath と IP アドレスを設定する必要があります。
master ファイル内のコマンドを使って、新規ゾーン zone1 を作成します。
global# zonecfg -z zone1 -f /export/zones/master |
lx-zone を複製して、新規ゾーン zone1 をインストールします。
global# zoneadm -z zone1 clone lx-zone |
システムには次のように表示されます。
Cloning zonepath /export/home/lx-zone... |
システム内のゾーンの一覧を表示します。
global# zoneadm list -iv ID NAME STATUS PATH BRAND IP 0 global running / native shared - lx-zone installed /export/home/lx-zone lx shared - zone1 installed /export/home/zone1 lx shared |