この手順は、ゾーンのルートファイルシステム内のすべてのファイルを削除します。実行した操作を元に戻すことはできません。
ゾーンは稼働状態であっていけません。uninstall 操作は、稼働中のゾーンに対しては無効です。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
システム内のゾーンの一覧を表示します。
global# zoneadm list -v |
次のような情報が表示されます。
ID NAME STATUS PATH BRAND IP 0 global running / native shared - lx-zone installed /export/home/lx-zone lx shared |
zoneadm コマンドを -z uninstall オプションとともに使用することで、ゾーン lx-zone を削除します。
-F オプションを使用すると、処理を強制的に実行できます。このオプションが指定されていない場合、システムにより確認を求めるメッセージが表示されます。
global# zoneadm -z lx-zone uninstall -F |
zonepath として独自の ZFS ファイルシステムを保持しているゾーンをアンインストールすると、その ZFS ファイルシステムは破棄されます。
システム内のゾーンの一覧を再度表示して、lx-zone が一覧に含まれていないことを確認します。
global# zoneadm list -v |
次のような情報が表示されます。
ID NAME STATUS PATH BRAND IP 0 global running / native shared |
ゾーンのアンインストールが中断した場合、ゾーンの状態は不完全なままになります。zoneadm uninstall コマンドを使用して、ゾーンを構成済みの状態にリセットしてください。
実行した操作を元に戻すことはできないため、uninstall コマンドは慎重に使用してください。