Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

ゾーンで使用される資源プール


ヒント –

Solaris 10 8/07: システム上で構成済みの資源プールにゾーンを関連付ける代わりに、zonecfg コマンドを使用して、ゾーンの稼働中に有効になる一時プールを作成することもできます。詳細は、「Solaris 10 8/07: dedicated-cpu 資源」を参照してください。


ゾーンが有効になっているシステムの場合、1 つの非大域ゾーンには資源プールを 1 つだけ関連付けることができますが、特定のゾーンに割り当てたプールをそのゾーン専用にする必要はありません。また、大域ゾーンから poolbind コマンドを使用して、非大域ゾーンの個々のプロセスを別のプールに結合することもできません。非大域ゾーンをプールに関連付ける方法については、「ゾーンを構成、検証、および確定する」を参照してください。

プールに対してスケジューリングクラスを設定した場合は、そのプールに非大域ゾーンを関連付けると、そのゾーンではそのスケジューリングクラスがデフォルトで使用されます。

動的資源プールを使用している場合、実行中の poold インスタンスの有効範囲は大域ゾーンに制限されます。

poolstat ユーティリティーを非大域ゾーンで実行すると、そのゾーンに関連付けられているプールの情報だけが表示されます。非大域ゾーンで引数なしで pooladm コマンドを実行すると、そのゾーンに関連付けられているプールの情報だけが表示されます。

資源プールのコマンドについては、「資源プール機能で使用するコマンド」を参照してください。