Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Procedureメモリー上限実行しきい値を設定する方法

上限は、プロセスが利用できる物理メモリーが少なくなるまで制限されないように構成できます。詳細は、「メモリー上限実行しきい値」を参照してください。

最小値 (デフォルト) は 0 です。これは、メモリー上限が常に制限されることを意味します。最小値を変更するには、次の手順に従います。

  1. スーパーユーザーになるか、Process Management プロファイルが含まれている役割を引き受けます。

    System Administrator 役割には、Process Management プロファイルが含まれています。役割を作成してユーザーに割り当てる方法については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の管理 (作業マップ)」を参照してください。

  2. rcapadm-c オプションを使用することで、メモリー上限を制限するときの物理メモリー使用率を設定します。


    # rcapadm -c percent
    

    percent は 0 から 100 までの値です。この値を大きくするほど、規制が小さくなります。つまり、上限が定義されたプロジェクトの作業負荷は、システムのメモリー使用率がこのしきい値を超えない限り、上限を適用されることなく実行できます。

参照

現在の物理メモリーの使用率と上限実行しきい値を表示する方法については、「メモリー使用率とメモリー上限実行しきい値の報告」を参照してください。