CPU 配分割り当てを有効にするには、FSS をシステムのデフォルトのスケジューラにする必要があります。
priocntl と dispadmin コマンドを組み合わせて使用することにより、FSS はただちにデフォルトのスケジューラになり、この設定は再起動後も有効です。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
システムのデフォルトのスケジューラが FSS になるように設定します。
# dispadmin -d FSS |
この変更指定は次の再起動で有効になります。再起動後は、システムのすべてのプロセスが FSS スケジューリングクラスで実行されます。
再起動を行わずに、この設定をただちに有効にします。
# priocntl -s -c FSS -i all |