Solaris 監査トレールは、大域ゾーンで構成されます。監査ポリシーが大域ゾーン内で設定され、すべてのゾーン内のプロセスに適用されます。イベントが発生したゾーンの名前を使って、監査レコードをマーク付けできます。監査レコード内にゾーン名を含めるには、非大域ゾーンをインストールする前に /etc/security/audit_startup ファイルを編集する必要があります。ゾーン名の選択では、大文字と小文字が区別されます。
すべてのゾーン監査レコードが含まれるよう、大域ゾーン内で監査を構成するには、/etc/security/audit_startup ファイルに次の行を追加します。
/usr/sbin/auditconfig -setpolicy +zonename |
大域ゾーンの大域管理者として、auditconfig ユーティリティーを実行します。
global# auditconfig -setpolicy +zonename |
追加情報については、audit_startup(1M) と auditconfig(1M) のマニュアルページ、および『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「監査ファイルの構成 (作業マップ)」を参照してください。