Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

デバイスの管理方法

devfs ファイルシステムは、システム上のすべてのデバイスの名前空間である /devices ディレクトリを管理します。このディレクトリは、実際のバスとデバイスのアドレスから成る「物理」デバイスを表します。

dev ファイルシステムは、「論理」デバイス名の名前空間である /dev ディレクトリを管理します。

デフォルトでは、devfsadm コマンドはすべてのドライバをシステムに読み込もうとし、可能な限りすべてのデバイスインスタンスに接続しようとします。次に、devfsadm コマンドはデバイスファイルを /devices ディレクトリに作成し、論理リンクを /dev ディレクトリに作成します。devfsadm コマンドはまた、path_to_inst インスタンスデータベースの保守も行います。

動的再構成イベントまたはファイルシステムアクセスに対応する /dev および /devices ディレクトリの更新は、devfsadmd (devfsadm コマンドのデーモンバージョン) によって処理されます。このデーモンは、システムのブート時にサービス管理機能によって起動されます。

devfsadmd デーモンは再構成イベントによるデバイス構成の変化を自動的に検出するため、このコマンドを対話的に実行する必要はありません。

詳細は、次のマニュアルページを参照してください。