Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

ProcedureSCSI ドライブを自動構成する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. システムのブート時に読み込まれる /reconfigure ファイルを作成します。


    # touch /reconfigure
    
  3. システムをシャットダウンします。


    # shutdown -i0 -gn -y
    
    -i0

    システムを init レベル 0 (電源切断) にします。

    -gn

    ログインしているユーザーに、n 秒後にシステムのシャットダウンを開始することを通知します。

    -y

    ユーザーの介入なしでコマンドを実行するように指定します。

    システムのシャットダウン後に、ok プロンプトが表示されます。

  4. システムとすべての外部周辺デバイスの電源を切ります。

  5. 追加しようとするディスクに、システム上のほかのデバイスとは異なるターゲット番号が設定されているかどうかを確認します。

    通常、ディスクの裏側には、このための小さいスイッチがあります。

  6. ディスクをシステムに接続して、その物理的接続を確認します。

    詳細は、ディスクのハードウェアインストールガイドを参照してください。

  7. すべての外部周辺デバイスの電源を入れます。

  8. システムの電源を入れます。

    システムがブートし、ログインプロンプトが表示されます。

  9. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けて、再度ログインします。

  10. format ユーティリティーを起動して、自動構成するディスクを選択します。


    # format
    Searching for disks...done
    c1t0d0: configured with capacity of 1002.09MB
    AVAILABLE DISK SELECTIONS:
    0. c0t1d0 <SUN1.05 cyl 2036 alt 2 hd 14 sec 72>
       /iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/espdma@f,400000/esp@f,800000/sd@1,0
    1. c0t3d0 <SUN1.05 cyl 2036 alt 2 hd 14 sec 72>
       /iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/espdma@f,400000/esp@f,800000/sd@3,0
    Specify disk (enter its number): 1
    
  11. ディスクにラベルを付けるかどうかを確認するプロンプトが表示されたら、yes と入力します。

    y と入力すると、SCSI 自動構成機能により、ディスクラベルの生成およびディスクへの書き込みが実行されます。


    Disk not labeled. Label it now? y
    
  12. ディスクラベルを検査します。


    format> verify
    
  13. format ユーティリティーを終了します。


    format> q