この章では、x86 システムにディスクを追加する手順について説明します。
x86 システムへのディスク追加に関連した手順については、「x86: システムディスクまたは二次ディスクの追加 (作業マップ)」を参照してください。
ディスク管理の概要については、第 10 章ディスクの管理 (概要)を参照してください。SPARC システムへディスクを追加する手順については、第 12 章SPARC: ディスクの追加 (手順)を参照してください。
ZFS ファイルシステムでも、記述された手順に従ってディスクを追加したり、fdisk パーティションを作成したりできますが、ディスクやディスクスライスへの直接のマッピングは行われません。ZFS ファイルシステムを作成する前に、ZFS ストレージプールを作成する必要があります。詳細については、『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』を参照してください。
次の作業マップは、x86 システムにディスクを追加する手順を示します。
作業 |
説明 |
参照先 |
---|---|---|
1. ディスクを接続してブートします。 |
システムディスク 新しいディスクを接続して、ローカルまたはリモートの Solaris DVD からブートします。 | |
|
二次ディスク 新しいディスクを接続し、システムでディスクが認識されるように再構成ブートを実行します。 | |
2. (省略可能) fdisk パーティション識別子を変更します。 |
x86 システムにおける Solaris 10 fdisk パーティション識別子が、130 (0x82) から 191 (0xbf) に変更されました。 fdisk の新しいメニューオプションを使用すると、新しい識別子と古い識別子を切り替えられます。 | |
3. スライスとディスクラベルを作成します。 |
ディスクスライスを作成してディスクにラベルを付けます (ディスク製造元により実行されていない場合)。 |
「x86: Solaris fdisk パーティションを作成する方法」と 「x86: ディスクスライスとディスクラベルを作成する方法」 |
4. ファイルシステムを作成します。 |
newfs コマンドを使用してディスクスライス上に UFS ファイルシステムを作成します。システムディスクの場合はルート (/) または /usr ファイルシステム、あるいはその両方を作成する必要があります。 | |
5. UFS ファイルシステムを復元します。 |
システムディスク上にルート (/) または /usr ファイルシステム (あるいは両方) を復元します。必要に応じて、二次ディスク上にファイルシステムを復元します。 | |
6. ブートブロックをインストールします。 |
システムディスクのみ。システムをブートできるように、ルート (/) ファイルシステムにブートブロックをインストールします。 |
システムディスクには、ルート (/) ファイルシステムと /usr ファイルシステムのうちのいずれか、またはその両方が入っています。この 2 つのファイルシステムのどちらかが入っているディスクが損傷した場合、復元方法は次の 2 つがあります。
Oracle Solaris OS 全体を再インストールします。
システムディスクを交換し、ファイルシステムをバックアップメディアから復元します。
二次ディスクには、ルート (/) ファイルシステムも /usr ファイルシステムも入っていません。通常はユーザーファイル用の領域が入っています。ディスク容量を増やすために、二次ディスクを追加できます。または、損傷を受けた二次ディスクを交換できます。システム上の二次ディスクを交換すると、古いディスクのデータを新しいディスク上に復元できます。
この手順は、オペレーティングシステムがシャットダウンされていることを前提としています。
損傷したシステムディスクをシステムから外します。
追加しようとするディスクに、システム上のほかのデバイスとは異なるターゲット番号が設定されているかどうかを確認します。
通常、ディスクの裏側には、このための小さいスイッチがあります。
交換用のシステムディスクをシステムに正しく接続します。
詳細は、ディスクのハードウェアインストールガイドを参照してください。
システムをブートします。
この手順では、GRUB の Solaris フェイルセーフブートオプションからブートしていることを前提としています。
Press any key to reboot プロンプトが表示されたら、任意のキーを押してシステムをリブートします。システムがシャットダウンされている場合は、リセットボタンを押してシステムを再起動します。
数分経過すると、GRUB メニューが表示されます。
Return キーを押します。
画面に Do you wish to automatically update boot archives? と表示されたら、no を入力します。
ルートプロンプト (#) が表示されます。
Solaris フェイルセーフブートモードを終了するときは、システムをリブートする必要があります。システムをリブートしてマルチユーザーモードに戻すには、システムディスクが正常に追加され、データが復元されて、ブートブロックのインストールが完了している必要があります。
ディスクのサイズが、1T バイトより少ない場合は、fdisk パーティションを作成できます。「x86: Solaris fdisk パーティションを作成する方法」を参照してください。
x86 システム版 Solaris の fdisk パーティション識別子が、130 (0x82) から 191 (0xbf) に変更されました。Solaris のすべてのコマンド、ユーティリティー、およびドライバは、どちらの fdisk 識別子を使用しても機能するように更新されました。fdisk の機能に変更はありません。
fdisk の新しいメニュー項目を使用すると、新しい識別子と古い識別子を切り替えられます。fdisk の識別子は、パーティションに含まれるファイルシステムがマウントされている場合でも変更できます。
fdisk メニューでは、次の 2 つの type の値によって、古い識別子と新しい識別子が示されます。
Solaris は 0x82 を示す
Solaris2 は 0xbf を示す
スーパーユーザーになります。
現在の fdisk 識別子を表示します。
次に例を示します。
Total disk size is 39890 cylinders Cylinder size is 4032 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 Active x86 Boot 1 6 6 0 2 Solaris2 7 39889 39883 100 |
fdisk メニューのオプション 4 を選択し、fdisk パーティション識別子を 0x82 に変更します。
SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: 4 |
オプション 5 を選択し、ディスク構成を更新して終了します。
必要であれば、fdisk メニューのオプション 4 を選択し、fdisk パーティション識別子を 0xbf に変更します。
次に例を示します。
Total disk size is 39890 cylinders Cylinder size is 4032 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 Active x86 Boot 1 6 6 0 2 Solaris 7 39889 39883 100 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: 4 |
オプション 5 を選択し、ディスク構成を更新して終了します。
x64 システム上で EFI ディスクラベル付きのディスクを追加する場合、その詳細は、「EFI ディスクラベル」を参照してください。
一般に、最近のバスタイプのほとんどで、ホットプラグ機能がサポートされています。システムのバスタイプでホットプラグ機能がサポートされている場合は、次の手順 2 または手順 3 を行う必要がない場合があります。
ホットプラグ対応デバイスの詳細は、第 6 章デバイスの動的構成 (手順)を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
(省略可能) ディスクが Solaris ソフトウェアでサポートされない場合は、ハードウェアに添付された説明書に従って、そのディスクのデバイスドライバを追加します。
(省略可能) システムのブート時に読み込まれる /reconfigure ファイルを作成します。
# touch /reconfigure |
/reconfigure ファイルを作成すると、電源を入れるとき、またはあとからシステムをブートするときに、SunOS ソフトウェアは新しくインストールされた周辺デバイスの有無を検査します。
システムをシャットダウンします。
# shutdown -i0 -gn -y |
システムを実行レベル 0 (電源切断) にします。
ログインしているユーザーに、n 秒後にシステムのシャットダウンを開始することを通知します。
ユーザーの介入なしでコマンドを実行するように指定します。
Press any key to reboot プロンプトが表示されます。
システムとすべての外部周辺デバイスの電源を切ります。
追加しようとするディスクに、システム上のほかのデバイスとは異なるターゲット番号が設定されているかどうかを確認します。
通常、ディスクの裏側には、このための小さいスイッチがあります。
ディスクをシステムに接続して、その物理的接続を確認します。
詳細は、ディスクのハードウェアインストールガイドを参照してください。
すべての外部周辺デバイスの電源を入れます。
システムの電源を入れます。
システムがブートし、ログインプロンプトが表示されます。
ディスクのサイズが 1T バイトより小さい場合は、システムのブート後にfdisk パーティションを作成できます。「x86: Solaris fdisk パーティションを作成する方法」を参照してください。
次のガイドラインに従って 1 つまたは複数の fdisk パーティションを設定してください。
fdisk コマンドは、1T バイトを超えるサイズの EFI ラベル付きディスクで使用することはできません。
ディスクは最大 4 つの fdisk パーティションに分割できます。いずれか 1 つのパーティションを Solaris パーティションにする必要があります。
Solaris パーティションをディスク上でアクティブなパーティションにする必要があります。アクティブなパーティションとは、システム起動時にデフォルトでオペレーティングシステムがブートされるパーティションのことです。
Solaris の fdisk パーティションは、シリンダ境界から開始する必要があります。
最初のディスクの先頭のセクターには、ブート情報 (マスターブートレコードを含む) が書き込まれるので、最初のディスクの 1 番目の fdisk パーティションとして、Solaris の fdisk パーティションを作成する場合は、ディスクのシリンダ 0 ではなくシリンダ 1 から開始しなければなりません。
ディスク全体を Solaris fdisk パーティションにすることもできます。または、もっと小さいサイズにして、DOS パーティションに多くの容量を割り当てることもできます。十分な空き容量がある場合は、既存のパーティションに影響を与えずに、ディスク上に新しい fdisk パーティションを作成することもできます。
Solaris スライスはパーティションと呼ばれることがあります。インタフェースによっては、「パーティション」の代わりに「スライス」という用語を使用します。
fdisk パーティションは、x86 システムでのみサポートされます。混乱を避けるため、Solaris のマニュアルでは、fdisk パーティションと Solaris fdisk パーティション内のエンティティーを区別しています。「スライス」または「パーティション」と呼ばれるのは、後者です。
fdisk パーティションについては、「x86: fdisk パーティションの作成上のガイドライン」を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
# format |
番号付きのディスクのリストが表示されます。
詳細は、format(1M) のマニュアルページを参照してください。
Solaris fdisk パーティションを作成するディスクの番号を入力します。
Specify disk (enter its number): disk-number |
disk-number は、Solaris fdisk パーティションを作成するディスクの番号です。
fdisk メニューを選択します。
format> fdisk |
表示される fdisk メニューは、fdisk パーティションがすでにディスク上に存在しているかどうかによって異なります。次の表を使用して、次に行う手順を決定してください。
作業 |
次の手順 |
参照先 |
---|---|---|
ディスク全体を占有する Solaris fdisk パーティションを作成します。 |
手順 5 | |
Solaris fdisk パーティションを作成します。既存の Solaris 以外の fdisk パーティションは変更しません。 |
手順 6 | |
Solaris fdisk パーティションと、Solaris 以外の fdisk パーティションを追加作成します。 |
手順 6 |
ディスク全体にまたがる Solaris fdisk パーティションを作成してそれをアクティブにするには、プロンプトで y を入力します。次に、手順 13 に進みます。
No fdisk table exists. The default partition for the disk is: a 100% "SOLARIS System" partition Type "y" to accept the default partition, otherwise type "n" to edit the partition table. y |
ディスク全体にまたがる Solaris fdisk パーティションを作成しない場合は、プロンプトで n を入力します。
Type "y" to accept the default partition, otherwise type "n" to edit the partition table. n Total disk size is 3498 cylinders Cylinder size is 1199 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ======== ===== === ====== === SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: |
「1. Create a partition」を選択し、fdisk パーティションを作成します。
Enter Selection: 1 |
「1(=Solaris2)」を選択して、Solaris fdisk パーティションを作成します。
Indicate the type of partition you want to create 1=SOLARIS2 2=UNIX 3=PCIXOS 4=Other 5=DOS12 6=DOS16 7=DOSEXT 8=DOSBIG 9=DOS16LBA A=x86 Boot B=Diagnostic C=FAT32 D=FAT32LBA E=DOSEXTLBA F=EFI 0=Exit? 1 |
Solaris fdisk パーティション用に割り当てるディスクのパーセントを指定します。このパーセントを計算するときには、既存の fdisk パーティションのサイズを考慮してください。
Specify the percentage of disk to use for this partition (or type "c" to specify the size in cylinders). nn |
プロンプトで y を入力して、Solaris fdisk パーティションをアクティブにします。
Should this to become the active partition? If yes, it will be activated each time the computer is reset or turned on. Please type "y" or "n". y |
fdisk パーティションがアクティブになったあと、Enter Selection: プロンプトが表示されます。
別の fdisk パーティションを作成する場合は、「1. Create a partition」を選択します。
fdisk パーティションの作成方法については、手順 8 - 10 を参照してください。
ディスク構成を更新し、Selection メニューから fdisk メニューを終了します。
Selection: 5 |
label コマンドを使用して、ディスクに新しいラベルを付けます。
format> label Ready to label disk, continue? yes format> |
format ユーティリティーを終了します。
format> quit |
次の例は、format ユーティリティーの fdisk オプションを使用して、ディスク全体にまたがる Solaris fdisk パーティションを作成する方法を説明しています。
# format Searching for disks...done AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c0d0 <DEFAULT cyl 2466 alt 2 hd 16 sec 63> /pci@0,0/pci-ide@7,1/ide@0/cmdk@0,0 1. c0d1 <DEFAULT cyl 522 alt 2 hd 32 sec 63> /pci@0,0/pci-ide@7,1/ide@0/cmdk@1,0 2. c1d0 <DEFAULT cyl 13102 alt 2 hd 16 sec 63> /pci@0,0/pci-ide@7,1/ide@1/cmdk@0,0 Specify disk (enter its number): 0 selecting c0d0 Controller working list found [disk formatted] format> fdisk No fdisk table exists. The default partitioning for your disk is: a 100% "SOLARIS System" partition. Type "y" to accept the default partition, otherwise type "n" to edit the partition table. y format> label Ready to label disk, continue? yes format> quit |
次の例は、DOS-BIG fdisk パーティションがすでに存在しているディスクに、Solaris fdisk パーティションを作成する方法を説明しています。
format> fdisk Total disk size is 3498 cylinders Cylinder size is 1199 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 Active DOS-BIG 1 699 699 20 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: 1 Indicate the type of partition you want to create 1=SOLARIS2 2=UNIX 3=PCIXOS 4=Other 5=DOS12 6=DOS16 7=DOSEXT 8=DOSBIG 9=DOS16LBA A=x86 Boot B=Diagnostic C=FAT32 D=FAT32LBA E=DOSEXTLBA F=EFI 0=Exit?1 Indicate the percentage of the disk you want this partition to use (or enter "c" to specify in cylinders). 80 Should this become the active partition? If yes, it will be activated each time the computer is or turned on. Please type "y" or "n". y Total disk size is 3498 cylinders Cylinder size is 1199 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 DOS-BIG 1 699 699 20 2 Active Solaris2 700 3497 2798 80 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection:5 Partition 2 is now the active partition format> label Ready to label disk, continue? yes format> q |
次の例は、Solaris fdisk パーティションと DOSBIG fdisk パーティションを作成する方法を説明しています。
format> fdisk No fdisk table exists. The default partitioning for your disk is: a 100% "SOLARIS System" partition. Type "y" to accept the default partition, otherwise type "n" to edit the partition table. n Total disk size is 3498 cylinders Cylinder size is 1199 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: 1 Indicate the type of partition you want to create 1=SOLARIS2 2=UNIX 3=PCIXOS 4=Other 5=DOS12 6=DOS16 7=DOSEXT 8=DOSBIG 9=DOS16LBA A=x86 Boot B=Diagnostic C=FAT32 D=FAT32LBA E=DOSEXTLBA F=EFI 0=Exit? 8 Specify the percentage of disk to use for this partition (or type "c" to specify the size in cylinders)20 Should this to become the Active partition? If yes, it will be activated each time the computer is reset or turned on. again. Please type "y" or "n". n Total disk size is 3498 cylinders Cylinder size is 1199 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 DOS-BIG 1 699 699 20 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: 1 Indicate the type of partition you want to create 1=SOLARIS2 2=UNIX 3=PCIXOS 4=Other 5=DOS12 6=DOS16 7=DOSEXT 8=DOSBIG 9=DOS16LBA A=x86 Boot B=Diagnostic C=FAT32 D=FAT32LBA E=DOSEXTLBA F=EFI 0=Exit? 1 Indicate the percentage of the disk you want this partition to use (or enter "c" to specify in cylinders). 80 Should this become the active partition? If yes, it will be activated each time the computer is reset or turned on. Please type "y" or "n". y Total disk size is 3498 cylinders Cylinder size is 1199 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ============ ===== === ====== === 1 DOS-BIG 1 699 699 20 2 Active Solaris2 700 3497 2798 80 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Specify the active partition 3. Delete a partition 4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs 5. Exit (update disk configuration and exit) 6. Cancel (exit without updating disk configuration) Enter Selection: 5 Partition 2 is now the Active partition format> q |
ディスク上に Solaris fdisk パーティションを作成し終わったら、ディスク上にスライスを作成できます。「x86: ディスクスライスとディスクラベルを作成する方法」を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
# format |
番号付きのディスクのリストが表示されます。
パーティションの再分割を実行するディスクの番号を入力します。
Specify disk (enter its number): disk-number |
disk-number は、パーティションの再分割を実行するディスクの番号です。
partition メニューを選択します。
format> partition |
現在のパーティション (スライス) テーブルを表示します。
partition> print |
変更作業を開始します。
partition> modify |
ディスクをすべて free hog に設定します。
Choose base (enter number) [0]? 1 |
free hog スライスの詳細は、 「free hog スライスの使用方法」を参照してください。
続行するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されたら、yes と応答して新しいパーティションテーブルを作成します。
Do you wish to continue creating a new partition table based on above table[yes]? yes |
プロンプトが表示されたら、free hog パーティション (スライス) と各スライスのサイズを指定します。
システムディスクを追加するときは、次のスライスを設定しなければなりません。
ルート (スライス 0)、スワップ (スライス 1) (必須) および
/usr (スライス 6)
スライスの情報を設定すると、新しいパーティションテーブルが表示されます。
プロンプトが表示されたら yes と応答して、表示されたパーティションテーブルを現在のパーティションテーブルにします。
Okay to make this the current partition table[yes]? yes |
表示されたパーティションテーブルが希望どおりでないために変更する場合は、no と応答して手順 6 に戻ります。
パーティションテーブルに名前を付けます。
Enter table name (remember quotes): "partition-name" |
partition-name には、新しいパーティションテーブルの名前を指定します。
新しいディスク上でスライスの割り当てが終わったら、新しいパーティションテーブルを使用してディスクにラベルを付けます。
Ready to label disk, continue? yes |
partition メニューを終了します。
partition> quit |
新しいディスクラベルを検査します。
format> verify |
format ユーティリティーを終了します。
format> quit |
ディスクスライスとディスクラベルを作成し終わったら、ディスク上にファイルシステムを作成できます。「x86: ファイルシステムを作成する方法」を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
スライスごとにファイルシステムを作成します。
# newfs /dev/rdsk/cwtxdysz |
/dev/rdsk/cwtxdysz は、作成するファイルシステム用の raw デバイスです。
newfs コマンドの詳細は、第 17 章ZFS、UFS、TMPFS、LOFS ファイルシステムの作成 (手順)または newfs(1M) のマニュアルページを参照してください。
新しいファイルシステムをマウントして、確認します。
# mount /dev/dsk/cwtxdysz /mnt # ls /mnt lost+found |
システムディスク – ディスク上にルート (/) と /usr のファイルシステムを復元する必要があります。
第 26 章UFS ファイルとファイルシステムの復元 (手順)を参照してください。
ルート (/) と /usr ファイルシステムの復元後、ブートブロックをインストールします。「x86: システムディスクにブートブロックをインストールする方法」を参照してください。
二次ディスク – 新しいディスク上にファイルシステムを復元しなければならないことがあります。第 26 章UFS ファイルとファイルシステムの復元 (手順)を参照してください。新しいディスク上にファイルシステムを復元しない場合は、二次ディスクを追加する作業が終わったことになります。
ユーザーがファイルシステムを利用できるようにする方法については、第 18 章ファイルシステムのマウントとマウント解除 (手順)を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
# /sbin/installgrub /boot/grub/stage1 /boot/grub/stage2 /dev/rdsk/cwtxdysz |
これは、パーティションのブートファイルです。
これは、ブートブロックコードです。
これは、Solaris ルートスライス上の GRUB メニューの場所 /boot/grub/menu.lst を表す raw デバイス名です。
詳細は、installgrub(1M) のマニュアルページを参照してください。
システムをリブートし、レベル 3 で実行することによって、ブートブロックがインストールされていることを確認します。
# init 6 |
次の例では、ブートブロックを x86 システムにインストールする方法を示します。
# /sbin/installgrub /boot/grub/stage1 /boot/grub/stage2 /dev/rdsk/c1d0s0 stage1 written to partition 0 sector 0 (abs 2016) stage2 written to to partition 0, 227 sectors starting 50 (abs 2066) |