Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

format コマンドへブロック番号を指定する

ディスクブロック番号を指定する必要がある場合、次の 2 つの方法のいずれかを選択できます。

この情報は、論理ブロック番号を表す整数として指定できます。任意の底の数値を指定できますが、デフォルトは 10 進です。また、ここで最大演算子 (ドル記号 $) を使用して、format ユーティリティーに適切な値を選択させることもできます。論理ブロックの形式は、SunOS のディスクドライバによってエラーメッセージに使用されます。

シリンダ / ヘッド / セクター書式を使ってブロック番号を指定する方法もあります。この方法では、ブロック番号の 3 つの論理構成要素である、シリンダ、ヘッド、およびセクターの値を明示的に指定しなければなりません。 これらの値も論理値です。ただし、メディアのレイアウトに関連したディスク領域を定義できます。

シリンダ / ヘッド / セクター番号を指定しない場合、値は 0 であると見なされます。数値の代わりに、最大演算子を使用してもかまいません。すると、format ユーティリティーにより、適切な値が選択されます。シリンダ、ヘッド、セクターの値の例は次のとおりです。


Enter defective block number: 34/2/3
Enter defective block number: 23/1/
Enter defective block number: 457//
Enter defective block number: 12345
Enter defective block number: Oxabcd
Enter defective block number: 334/$/2
Enter defective block number: 892//$

format ユーティリティーでは、ブロック番号は常に上記の両方の書式で出力されます。また、ヘルプ機能によって、期待されるブロック番号の上限と下限が両方の書式で表示されます。