リムーバブルメディア上で UDFS ファイルシステムを作成する方法については、「リムーバブルメディア上にファイルシステムを作成する方法」を参照してください。
UDF ファイルシステムは、「DVD」 (Digital Versatile Disc または Digital Video Disc) 光学式メディアに情報を格納するための業界標準形式です。
UDF ファイルシステムは、SPARC と x86 の両方のプラットフォームにおいて、動的に読み込み可能な 32 ビットと 64 ビットのモジュールとして提供されます。また、ファイルシステムを作成、マウント、および検査するシステム管理ユーティリティーも同時に提供されます。Solaris の UDF ファイルシステムは、サポートされている ATAPI と SCSI の DVD ドライブ、CD-ROM デバイス、ハードディスク、およびフロッピーディスクドライブで機能します。さらに、Solaris の UDF ファイルシステムは UDF 1.50 仕様に完全に準拠しています。
UDF ファイルシステムには次のような機能があります。
UDF ファイルシステムが入っている業界標準の CD-ROM や DVD-ROM のメディアにアクセスできます
さまざまなプラットフォームやオペレーティングシステムで情報を交換できます
UDF 形式に基づく DVD ビデオ仕様を使用することで、放送品質並みの映像、高品質のサウンド、すぐれた対話性という特長を備えた新しいアプリケーションを実装できます
次の機能は、UDF ファイルシステムにはありません。
書き込み可能なメディア (CD-RW) へのディスクアットワンス (Disk At Once) 記録、およびインクリメンタル記録
UDF 1.50 仕様の一部ではないディスク割り当て、ACL、トランザクションのロギング、ファイルシステムのロック、およびファイルシステムのスレッドなど UFS 構成要素
次に、UDF ファイルシステムの要件を示します。
Solaris 7 11/99 以降のリリースが動作していること
SPARC または x86 プラットフォームがサポートされていること
CD-ROM または DVD-ROM ドライブがサポートされていること
Solaris で実装された UDF ファイルシステムには、次のような互換性があります。
業界標準の読み取り / 書き込み UDF Version 1.50 のサポート
完全に国際化されたファイルシステムのユーティリティー