ZFS ファイルシステムは、特定のディスクパーティションに直接関連付けられていません。ZFS ファイルシステムで使用される ZFS ストレージプールには、多数のデバイスを含めることができます。ディスク全体またはディスクスライスを ZFS ストレージプールに追加できます。プールの中に、さらに別のファイルシステムを作成することをお勧めします。ファイルシステムに基づいてプールを管理すれば、プールに含まれるさまざまなデータを管理しやすくなります。
ZFS ストレージプールおよびファイルシステムの作成方法の詳細は、『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
ZFS ストレージプールを作成します。
次の例は、tank という名前の単純なミラー化ストレージプールと tank という名前の ZFS ファイルシステムを、1 つのコマンドで作成する方法を示しています。/dev/dsk/c1t0d0 ディスク全体と /dev/dsk/c2t0d0 ディスク全体を使用することを前提としています。
# zpool create tank mirror c1t0d0 c2t0d0 |
ZFS ファイルシステムを作成します。
# zfs create tank/fs |
この新規 ZFS ファイルシステム tank/fs では、ディスク領域を必要なだけ使用でき、/tank/fs に自動的にマウントされます。
ファイルシステムが作成されたことを確認します。
# zfs list -r tank NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT tank 117K 268G 21K /tank tank/fs 21K 268G 21K /tank/fs |