Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

Procedureテープからファイルを取り出す方法 (tar)

  1. ファイルを置きたいディレクトリへ移動します。

  2. テープをテープドライブに挿入します。

  3. テープからファイルを取り出します。


    $ tar xvf /dev/rmt/n [filenames]
    x

    指定したアーカイブファイルからのファイルの抽出を指定します。指定したドライブのテープに含まれるすべてのファイルが現在のディレクトリにコピーされます。

    v

    各ファイルを取り出すたびに、その名前を表示します。

    f /dev/rmt/ n

    アーカイブを含むテープデバイスを示します。

    filenames

    取り出すファイルを指定します。ファイルが複数の場合は、各ファイルをスペースで区切ります。

    詳細は、tar(1) のマニュアルページを参照してください。

  4. ファイルがコピーされたことを確認します。


    $ ls -l
    

例 28–6 テープ上のファイルを取り出す (tar)

次の例では、ドライブ 0 のテープからすべてのファイルを取り出す方法を示します。


$ cd /var/tmp
$ tar xvf /dev/rmt/0
x reports/, 0 bytes, 0 tape blocks
x reports/reportA, 0 bytes, 0 tape blocks
x reports/reportB, 0 bytes, 0 tape blocks
x reports/reportC, 0 bytes, 0 tape blocks
x reports/reportD, 0 bytes, 0 tape blocks
$ ls -l

注意事項

テープから抽出されるファイル名は、アーカイブに格納されているファイル名と同一でなければなりません。ファイルの名前やパス名が不明な場合は、まずテープ上のファイルのリストを表示します。テープ上のファイルをリスト表示する方法については、「テープ上のファイルのリストを表示する方法 (tar)」を参照してください。