複数の構成を持つ USB デバイスを操作するときには、次の点を考慮してください。
USB デバイスの構成には、デバイス自体がどのようにオペレーティングシステムに表示されるかを定義します。この構成方法は、前の節で cfgadm について説明したシステムデバイスの構成方法とは異なります。
一部の USB デバイスでは、複数の構成がサポートされますが、一度に有効にできる構成は 1 つだけです。
複数の構成を持つデバイスを特定するには、cfgadm -lv の出力を確認します。Nconfigs は、1 より大きい値になります。
デフォルトの USB 構成は configuration 1 です。現在の構成は、cfgadm -lv の出力に Config として反映されます。
デフォルトの構成を変更しても、デバイスを同じポートに再接続している間は、デバイスのリブート、ホットリムーブ、および再構成を行なっても、構成の変更は適用されません。
デバイスが使用中でないことを確認します。
デフォルトの USB 構成を変更します。
次に例を示します。
# cfgadm -x usb_config -o config=2 usb0/4 Setting the device: /devices/pci@1f,0/usb@c,3:4 to USB configuration 2 This operation will suspend activity on the USB device Continue (yes/no)? yes |
デバイスの変更を確認します。
次に例を示します。
# cfgadm -lv usb0/4 Ap_Id Receptacle Occupant Condition Information When Type Busy Phys_Id usb0/4 connected unconfigured ok Mfg: Sun 2000 Product: USB-B0B0 aka Robotech With 6 EPPS High Clk Mode NConfigs: 7 Config: 2 : EVAL Board Setup unavailable usb-device n /devices/pci@1f,0/usb@c,3:4 |
Config が「2」になっていることに注目してください。