Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成

Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成手順は、次のとおりです。

iSCSI 構成の情報は、/etc/iscsi ディレクトリ内に保存されます。この情報を管理する必要はありません。

iSCSI 関連の用語

iSCSI ターゲットおよびイニシエータを構成する前に、次の用語を確認してください。

用語 

説明 

イニシエータ 

iSCSI ターゲットに対する SCSI 要求を発行するドライバ。 

ターゲットデバイス 

iSCSI ストレージコンポーネント。 

発見 

利用可能なターゲットの一覧をイニシエータに提供するプロセス。 

発見方式  

iSCSI ターゲットを発見するための方法。現時点では次の 3 つの方法を使用できます。 

  • Internet Storage Name Service (iSNS) – 1 つ以上の iSNS サーバーと対話することで可能性のあるターゲットを発見します。

  • SendTargets – discovery-address を使用することによって、可能性のあるターゲットが発見されます。

  • 静的 – 静的なターゲットアドレスが構成されます。

動的または静的ターゲット発見の構成

デバイス発見を実行するために、動的デバイス発見方式のいずれかを構成するか、または静的 iSCSI イニシエータターゲットを使用するかを決定します。


注 –

単一の iSCSI ターゲットが静的デバイス発見方式と動的デバイス発見方式の両方によって発見されるように構成しないでください。発見方式を重複して使用すると、イニシエータが iSCSI ターゲットデバイスと通信するときのパフォーマンスが低下する可能性があります。