自動マウントマップ内で -fstype=cachefs マウントオプションを指定して、autofs によってファイルシステムをキャッシュにマウントします。CacheFS のマウントオプション (backfstype や cachedir など) も、自動マウントマップ内で指定します。
自動マウントマップの詳細は、『Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)』の「autofs 管理作業の概要」または automount(1M) のマニュアルページを参照してください。
クライアントシステムでスーパーユーザーになります。
エディタを使用して、次の 1 行を auto_direct マップに追加します。
/mount-point -fstype=cachefs,cachedir=/directory,backfstype=nfs server:/file-system |
エディタを使用して、次の 1 行を auto_master マップに追加します。
/- |
/- エントリによって、auto_direct マップを検査するように指示します。
システムを再起動します。
エントリが正しく作成されたか確認するには、次のようにキャッシュにマウントしたファイルシステムにカレントディレクトリを変更して内容を表示します。
# cd /filesystem # ls |
次の auto_direct エントリは、CacheFS ファイルシステムを /docs ディレクトリに自動的にマウントします。
/docs -fstype=cachefs,cachedir=/local/mycache,backfstype=nfs merlin:/docs |