Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

Procedure作業セット (キャッシュ) のサイズを表示する方法

キャッシュサイズを増やすべきかどうかを確認できます。または、特定のマウントポイントに関して前回 cachefslog コマンドを使用したあとの作業に基づいて、理想的なキャッシュサイズを決定することもできます。

  1. クライアントシステムでスーパーユーザーになります。

  2. 現在のキャッシュサイズとロギングされた最大キャッシュサイズを表示します。


    # cachefswssize log-file-path
    

    詳細は、cachefswssize(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 19–15 作業セット (キャッシュ) のサイズを表示する

次の例で、「end size」とは cachefswssize コマンドを実行した時点のキャッシュサイズです。「high water size」とは、ロギングが発生した時間枠内のキャッシュの最大サイズです。


# cachefswssize /var/tmp/samlog
 
    /home/sam
	       end size:  10688k
	high water size:  10704k
 
    /
	       end size:   1736k
	high water size:   1736k
 
    /opt
	       end size:    128k
	high water size:    128k
 
    /nfs/saturn.dist
	       end size:   1472k
	high water size:   1472k
 
    /data/abc
	       end size:   7168k
	high water size:   7168k
 
    /nfs/venus.svr4
	       end size:   4688k
	high water size:   5000k
 
    /data
	       end size:   4992k
	high water size:   4992k
 
    total for cache
	   initial size: 110960k
	       end size:  30872k
	high water size:  30872k