Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

ProcedureNFS ファイルシステムのマウント方法 (mount コマンド)

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. 必要に応じて、マウントするファイルシステムのマウントポイントを作成します。


    # mkdir /mount-point
    

    ファイルシステムをマウントするには、ローカルシステム上にマウントポイントを作成する必要があります。「マウントポイント」とは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。

  3. リソース (ファイルまたはディレクトリ) がサーバーから使用可能かどうかを確認します。

    NFS ファイルシステムをマウントするには、share コマンドを使用し、サーバー上のリソースを使用可能にしておかなければなりません。リソースを共有する方法については、『Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)』「NFS サービスについて」を参照してください。

  4. NFS ファイルシステムをマウントします。


    # mount -F nfs [-o mount-options] server:/directory /mount-point
    
    -o mount-options

    NFS ファイルシステムのマウントに使用できるマウントオプションを指定します。よく使用される mount オプションの一覧については表 18–2、すべてのオプションの一覧については mount_nfs(1M) のマニュアルページを参照してください。

    server:/directory

    共有するリソースを持つサーバーのホスト名と、マウントするファイルまたはディレクトリへのパスを指定します。

    /mount-point

    ファイルシステムをマウントするディレクトリを指定します。


例 18–7 NFS ファイルシステムをマウントする (mount コマンド)

次の例は、サーバー pluto/export/packages ディレクトリを /mnt にマウントする方法を示しています。


# mount -F nfs pluto:/export/packages /mnt