Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

i ノードの形式とタイプ

各 i ノードには、そのタイプと状態を記述するモードのワードが入っています。i ノードには、次の 9 つのタイプがあります。

i ノードの状態は、次の 3 つのうちのいずれかです。

ファイルシステムの作成時、決まった数の i ノードは無効になっています。これらは、必要なときが来るまで割り当てられません。「割り当て済みの i ノード」とは、ファイルを指す i ノードです。「未割り当ての i ノード」は、ファイルを指さないので空のはずです。「部分的に割り当て済み」の状態は、i ノードが正しくフォーマットされていないことを意味します。たとえば、ハードウェア障害が原因で i ノードリストに不正なデータが書き込まれると、i ノードは「部分的に割り当て済み」の状態になることがあります。fsck コマンドが実行できる唯一の修正動作は、その i ノードを消去することです。