Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

fsck による再実行が必要なタイミングの報告

fsck によって再実行が必要なタイミングの報告が改善されるので、特に実行に時間がかかる大きなファイルシステムの場合などに、このコマンドを何度も実行するための時間が節約され、実行する必要性も少なくなります。

次の新しいメッセージは、エラーシナリオの最後に fsck ユーティリティーを再実行するように要求します。


***** PLEASE RERUN FSCK *****

または


Please rerun fsck(1M) to correct this.

これらの新しいプロンプトは、 fsck を再実行すべきかどうかの判断が難しいという以前の問題を解決します。

上のメッセージのように fsck の再実行を要求されない場合は、次のようなメッセージが表示されても fsck を再実行する必要はありません。


***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****

ただし、このメッセージのあとに fsck を再実行してもファイルシステムは損傷しません。このメッセージは、fsck の修正処置に関する情報を示すだけのものです。