Solaris のシステム管理 (システム管理エージェント)

AgentX プロトコルの使用

システム管理エージェントは、AgentX プロトコルをサポートします。システム管理エージェントには、デフォルトで、セキュリティー保護されたプロファイル (読み取り専用アクセス) が付属しています。AgentX は、UNIX ドメインソケット上で AgentX をサポートする、サードパーティーのサブエージェントとの通信を可能にします。セキュリティー上の理由から、TCP/UDP 上では、AgentX はサポートされません。AgentX プロトコルの詳細については、http://www.ietf.org/rfc/rfc2741.txt を参照してください。

システム管理エージェントで AgentX プロトコルを使用するには、主要構成ファイル /etc/sma/snmp/snmpd.conf を編集します。デフォルトでは、AgentX プロトコルは無効になっています。AgentX プロトコルを有効にするには、次の手順を実行します。

ProcedureAgentX プロトコルを有効にするには

  1. スーパーユーザーで、主要構成ファイル /etc/sma/snmp/snmpd.conf を編集します。

    次の行を追加します。


    master agentx
  2. システム管理エージェントを再起動します。


    # svcadm restart svc:/application/management/sma:default
    
参照

AgentX プロトコルには、さまざまなオプションを設定できます。たとえば、AgentX 要求のタイムアウト時間を設定できます。これらのオプションについては、snmpd.conf(4) のマニュアルページを参照してください。