Solaris のシステム管理 (システム管理エージェント)

主要構成ファイルによる構成の管理

システム管理エージェントの主要構成ファイルは snmpd.conf です。このファイルは、/etc/sma/snmp ディレクトリに格納されています。作業をスムーズに開始できるように、標準テンプレートとして、最小限の情報を含むファイルが用意されています。

標準 Net-SNMP と同様に、構成管理用の各種トークンを使用できます。snmpd.conf ファイルを使って、これらのトークンを管理します。各トークンには、システム管理エージェントの起動時に実行される init モジュールがあります。

システム管理エージェントには、標準 Net-SNMP 実装のほかに、いくつかの追加モジュールが付属しています。追加モジュールには、seaProxy モジュールおよび seaExtensions モジュールがあります。これらのモジュールについては、「Solstice Enterprise Agents ソフトウェアからの移行」を参照してください。

snmpd.conf ファイルの詳細については、snmpd.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

システム管理エージェントは SNMP エージェントであるため、ポート 161 で実行する必要があります。ポート 161 でほかのプロセスを実行中の場合、システム管理エージェントは起動しません。システム管理エージェントを起動できない理由が、ポート 161 で別のエージェントが実行されているためかどうかを確認するには、/var/log/snmpd.log ログファイルをチェックします。起動時にその他のエラーが発生した場合も、このログファイルに詳細が記載されます。