Solaris のシステム管理 (システム管理エージェント)

seaProxy モジュールの有効化

Solstice Enterprise Agents ソフトウェア宛ての着信要求がポート 161 に着信すると、SMA によって受信されます。要求のプロキシが存在する場合、要求は snmpdx デーモンに渡されます。この要求は、snmpdx デーモンから Solstice Enterprise Agents ソフトウェアサブエージェントに渡されます。seaProxy モジュールは、snmpd.conf 内にない「動的プロキシ」を生成します。動的プロキシは、静的および動的な Solstice Enterprise Agents サブエージェント登録に基づいています。seaProxy モジュールは、Solstice Enterprise Agents サブエージェント登録の詳細情報を使って、動的プロキシを生成します。

x86 プラットフォーム上で実行中のシステムで、システム管理エージェント付属の seaProxy モジュールを有効にするには、/etc/sma/snmp/snmpd.conf ファイルに次の行が含まれていることを確認します。


dlmod seaProxy /usr/sfw/lib/libseaProxy.so

SPARC プラットフォーム上で実行中のシステムで、システム管理エージェント付属の seaProxy モジュールを有効にするには、/etc/sma/snmp/snmpd.conf ファイルに次の行が含まれていることを確認します。


dlmod seaProxy /usr/sfw/lib/sparcv9/libseaProxy.so

seaProxy モジュールの読み込み時、seaProxy モジュールはただちに Solstice Enterprise Agents サブエージェントからの情報収集を開始します。このため、特に snmpd デーモンは、snmpdx デーモンのあとに起動する必要があります。snmpd デーモンが snmpdx デーモンより先に起動する場合、SMA は Solstice Enterprise Agents ソフトウェアサブエージェント登録テーブルを再度読み込むことになります。snmpdx デーモンを snmpd デーモンより先に実行できるのは、たとえば、snmpd デーモンを停止して再起動した場合などです。

seaProxy モジュールは、ソフトウェアサブエージェント登録テーブル内の情報を使って、登録済みの Solstice Enterprise Agents ソフトウェアサブエージェントのプロキシを生成します。

seaProxy モジュールは、mibiisa サブエージェントのプロキシは生成しません。