Solaris のシステム管理 (システム管理エージェント)

メッセージプライバシ

USM はメッセージのプライバシをサポートします。USM は、SNMPv3 パケットの暗号化と復号化に、CBC-DES 対称暗号化プロトコルを使用します。認証の場合と同様に、送信側でのメッセージの暗号化と受信側でのメッセージの復号化には、同じ秘密鍵を使用します。データ部分だけが暗号化されます。暗号化を使用するには、auth フラグを有効にし、セキュリティーレベルでプライバシを有効にする必要があります。scopedPDU だけが暗号化されます。詳細については、「USM セキュリティー情報の格納場所」を参照してください。

現在、Solaris OS では、DES 暗号化がサポートされています。DES 暗号化では 56 ビットの鍵暗号化を使用します。これが、今回の Solaris ソフトウェアリリースの DES でサポートされている、現段階で最高レベルの暗号化です。