Solaris モジューラデバッガ

プロセッサ固有の機能

一部の kmdb 機能は個々のプロセッサアーキテクチャーに固有のものです。たとえば、各種の x86 プロセッサでは、ほかのプロセッサアーキテクチャーでは見られないハードウェア分岐トレース機能をサポートしています。プロセッサ固有の機能にアクセスするには、それをサポートしているシステムにのみ存在するプロセッサ固有の dcmd を使用します。プロセッサ固有のサポートを利用できるかどうかは、::status dcmd の出力に示されます。デバッガは、カーネルに基づいてプロセッサタイプを判断します。このため、デバッガが特定のプロセッサアーキテクチャーの機能を提供できる場合でも、カーネルによってプロセッサの識別が完了するまで、このサポートは有効になりません。